水俣病患者 |
では、簡単な説明でもしましょう。
一、概説
水俣病(みなまたびょう)は、チッソが海に流した廃液により引き起こされた公害病である。
1956年に熊本県水俣市で発生が確認されたことがこの病名の由来であり、英語では「Minamata disease」と呼ばれる。この後、新潟県下越地方の阿賀野川流域で昭和電工が起こした同様の公害病の病名も水俣病であることから、これを区別するために前者を熊本水俣病、後者を第二水俣病または新潟水俣病(にいがたみなまたびょう)と呼称する。ただし、単に「水俣病」と言われる場合には前者を指す。水俣病、第二水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそくは四大公害病とされ、日本における高度経済成長の影の面となった。
二、原因
水俣病はメチル水銀による中毒性の神経系疾患である。メチル水銀中毒のうち、環境汚染の関与が認められるものをとくに水俣病と呼ぶとされ、環境汚染によってメチル水銀が魚介類等に蓄積し、それを摂取することによって発病したものを指す。
三、主な症状
四肢末端優位の感覚障害、運動失調、求心性視野狭窄、聴力障害、平衡機能障害、言語障害、振戦(手足の震え)等がある。患者には重症例から軽症例まで多様な形態が見られ、症状が重篤なときは、狂騒状態から意識不明をきたしたり、さらには死亡したりする場合もある。一方、比較的軽症の場合には、頭痛、疲労感、味覚・嗅覚の異常、耳鳴りなども見られる。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E4%BF%A3%E7%97%85 より)
水俣病についての感想:
水俣病は公害病として多くの人々の命を奪いましたことに心から同情するとともに、その原因をしっかりと考えてほしい。工場は生産することだけにとどまらない、もっと環境などに関心を持つべきだと思います。一人一人の命は大切なものなので、守らなければいけないと私は深く感じています。